親権
「親権」という言葉ぐらいは聞いたことのある方が多いのではないでしょうか?
実際に離婚に関する相談に来られたお母さん方が第一声に口にするのが親権に関することです。
現実問題として、離婚後、大変なのは子育てより金銭面です。 それにも関わらず、子供のことを最優先に考えている姿を目の当たりにすると、「母は強し」というのはこういうこと言うのかと実感させられます。
ただ、そういうお母さん方にも親権についてあまりよくご存知でない方も多いので、これから離婚しようと考えていらっしゃる方や、迷ってる方に親の権利でもあり「義務」でもある親権について知っておいてもらいたいと思います。
『親権』は、「親の権利」と書きますが、意味するところは、「親の子供に対する義務」のほうがしっくりきます。
と、いうのは、親権の中身を見てみると、
@子供の世話、しつけや教育をしたり、保護する。
A子供の財産を管理する。
大きく分けて、このような権利・義務が含まれているからです。
これらを合わせて、「親権」と呼んでいるのです。
そして、@のことを身上監護権(しんじょうかんごけん)といい、Aのことを財産管理権といいます。
この言葉は、本やサイト等でも目にする言葉ですので、覚えておくといいと思います。
では、それぞれにどんなものが含まれているのかさらっとご説明します。
ただ、少々、小難しい法律用語がでてきてしまいますが、親権を主張するうえで絶対に知っておかなければならないというほどのものでもないので、「こんなのが含まれているんだね」という感じで読んでいただければと思います。
まずは、@の身上監護権の中身とどんな効力があるかを見ていきましょう。
@の身上監護権には次のものが含まれています。
☆子供の監督・保護・教育する(監護教育権)
☆子供の住む場所を決める(居所指定権)
☆子供をしつける(懲戒権)
☆子供が働くことを許可する(職業許可権)
いろいろありますが、子供を育てるうえで必要なことは、ほぼ含まれているということです。
次に、Aの財産管理権の中身を見てみましょう。
Aの財産管理権には、次のものが含まれています。
☆子供の財産を管理する。(財産管理権)
☆未成年の子供が契約をする場合に同意をする(法定代理権・同意権)
以上のように、親権には子供を育てるのに必要な親に対する義務的な意味合いが含まれているということを知ったうえで責任感をもって親権を主張するようにしてください。
親権についてもっと知りたい方は「親権に関するQ&A」をご覧下さい。
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